Rouge甘い果実の衝撃が、夜を支配する赤
クルニ オアジ・デリ・アンジェリ2022
KURNI / Oasi degli Angeli
濃厚で甘い果実味と聞いて、これほど鮮烈な衝撃を残す一本はそう多くない。クルニ 2022は、熟れきった黒い果実の蜜がグラスの中で波のように広がり、そのあとからカカオ、乾いたハーブ、静かな樽の陰影が続く。マルケの海風と石灰質の土を思わせる緊張感が、豊かさをただ甘美なだけで終わらせない。日誌に残したい夜のために選ぶ、モンテプルチアーノです。

A Reason to Choose
産地や品種の前に、今夜の食卓、贈る相手、実飲の記憶、少し背伸びしたい夜から。MOMOの選定理由を辿る、四つの入口です。
Speculative Architecture × Wine — Lifestyle Visions
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Rouge甘い果実の衝撃が、夜を支配する赤
KURNI / Oasi degli Angeli
濃厚で甘い果実味と聞いて、これほど鮮烈な衝撃を残す一本はそう多くない。クルニ 2022は、熟れきった黒い果実の蜜がグラスの中で波のように広がり、そのあとからカカオ、乾いたハーブ、静かな樽の陰影が続く。マルケの海風と石灰質の土を思わせる緊張感が、豊かさをただ甘美なだけで終わらせない。日誌に残したい夜のために選ぶ、モンテプルチアーノです。
Rouge太平洋の霧が育てた、椿の記憶
Au Bon Climat Tsubaki Pinot Noir
サンタ・バーバラの海岸線から吹き上がる冷たい霧が、ブルゴーニュを夢見た畑を包む。ジム・クレンデネンが育てたオー・ボン・クリマは、カリフォルニアのピノ・ノワールにエレガンスという言葉を与えた。椿のラベルが象徴するように、チェリーやスミレ、ほのかな土の香りは静かで深く、余韻には海風の気配が残る。
Rouge娘の名を冠した、最も静かな告白
Au Bon Climat Isabelle Pinot Noir
イザベルは、創設者ジム・クレンデネンの娘の名前。冷涼な単一畑から生まれるこのキュヴェは、父から娘への手紙のように繊細で内省的だ。ラズベリー、バラの花びら、白檀の香り。絹糸のように細いタンニンが、驚くほど長い余韻へとほどけていく。言葉にならない感情を静かに受け止めるための一本。

クルニ オアジ・デリ・アンジェリ 2022
何度も手を伸ばしたワインには、評価表だけでは説明できない理由がある。クルニを開けて最初に受けるのは、濃厚で甘い果実味の衝撃だ。熟れきった黒い果実の蜜がグラスいっぱいに波打ち、「果実味といえばこれに勝るものはない」と一瞬で思わせる。それでも、ただ豊かなだけでは終わらない。カカオ、乾いたハーブ、土、静かな樽の影が、その甘美さに細い輪郭を与え、マルケの赤い土と海からの風を思わせる緊張感を残す。もしこの一本のために空間を設計するなら、窓の外の光を低く抑え、深いボルドーの壁に海の反射だけを淡く残したい。飲むたびに少し違う表情を見せるから、日誌のように記憶へ重ねたくなる。大げさな記念日がなくても、自分にとって確かな一日を閉じるために開ける一本。実飲の記録に残す価値があるのは、味だけでなく、その夜の空気まで連れて帰ってくるからだ。

建築の設計が光と素材とプロポーションの対話であるように、 ワインの選定もまた、土地と品種と時間の対話です。 グラスの中の黄金や深紅の向こうに、その土地の風と朝霧、 造り手の哲学が見えてくる——そんな一本だけを、ここに集めました。
Speculative Architectureの世界観で描く、近未来のワインライフスタイル。 誰もが憧れる空間を、ワインとともに提案します。